怒りの感情が湧いてくるとき、わたくしたちはつい「こんな感情を持ってはいけない」「大人なのに未熟だ」と、自分を責めてしまいがちです。けれども、怒りは決して悪者ではありません。人生の智慧の視点から見れば、怒りは心の奥からの大切なサインです。
この世界の流れ、宇宙の真理の理は、無理に感情を消そうとするよりも、気づき、受けとめ、理解することを勧めています。今ここで感じているものには、すべて意味があります。わたくしは長い年月、人の心に触れながら、そのことを何度も確かめてきました。
この記事では、怒りの裏にある本当の気持ちに、目を向けてみたいと思います。
怒りは「弱さ」ではなく「心の声」です
怒りが出てくるとき、多くの場合、その手前には別の感情があります。悲しみ、寂しさ、不安、わかってほしいという願い。けれども、これらの感情はとても繊細で、傷つきやすいものです。そのまま表に出すことが怖くて、代わりに怒りという強い形で現れることがあります。
たとえば、誰かのひと言に強く腹が立ったとき。本当は「大切に扱ってほしかった」「認めてほしかった」という思いが、心の奥で小さく震えていることがあります。怒りの感情は、その思いを守るための殻のようなものです。
感情の正体を知るということは、自分の弱さを責めることではありません。むしろ、自分を理解し、労わる第一歩です。
人生に迷いを感じるときほど、心はさまざまな感情を通して語りかけてきます。怒りもまた、魂の流れの中で必要な役割を担っているのです。
怒りの奥にある「本当の願い」に気づくとき
怒りの裏にある本当の気持ちに触れるためには、少しだけ立ち止まる時間が必要です。感情が高ぶっている最中に無理をする必要はありません。静かなときに、「わたくしは何に傷ついたのだろう」「本当はどうしてほしかったのだろう」と、自分に問いかけてみてください。
すると、怒りの下に隠れていた願いが、ゆっくりと言葉になってくることがあります。それはとても素朴で、人として自然な願いです。愛されたい、安心したい、理解されたい。
それを認めることで、人生の流れは少しずつ整っていきます。
怒りの感情を通して自分の本音に気づいたとき、同じ出来事でも見え方が変わります。相手を責める気持ちが和らぎ、自分自身への理解が深まっていきます。それは、感情を抑え込んだ結果ではなく、感情を受けとめた結果として訪れる変化です。
感情を受け入れることが、人生をやさしく整えます
すべての感情があっていい。この言葉は、頭で理解するよりも、何度も自分に許していく中で、少しずつ腑に落ちていくものです。怒りを感じた自分を否定せず、「何か大切なことを教えてくれているのだな」と受け止めてみてください。
感情の正体を知ることは、自分を甘やかすことではありません。人生に責任を持ち、自分の内側と誠実に向き合うことです。その積み重ねが、結果として人間関係を穏やかにし、心の軸を育てていきます。
わたくしが多くの方を拝見してきて感じるのは、感情を丁寧に扱う人ほど、人生の流れに無理が少ないということです。魂の流れに逆らわず、自分の心の動きを信頼している方は、静かな強さを持っています。
怒りは、人生を壊すものではありません。正しく見つめれば、人生を整えるための道しるべになります。
月結音からの結びのメッセージ
怒りの奥にある本当の気持ちに気づいたとき、あなたはもう十分にご自身と向き合っています。今のままのあなたで大丈夫です。感情に揺れることも、迷うことも、この人生に与えられた大切な体験です。
どうか、ご自身の心の声を急かさず、否定せず、静かに聴いてあげてください。その姿勢こそが、人生の智慧に触れる道であり、魂の流れに身を委ねるということなのです。
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