こんにちは。霊感霊視占い師の月結音(つきゆいね)です。
このブログでは、宇宙の真理の「理(ことわり)」を土台に、人生を幸せへと導く考え方や、心が整う智慧をお届けしています。ここに綴られた言葉は、きっとあなたの人生のどこかで、必要な瞬間にそっと役立つはずです。どうぞご自身のペースで、受け取ってください。
誰かのために一所懸命に動いているのに、なぜか心が満たされない。
助けたあとに、どっと疲れて、ひとりになった瞬間に涙が出そうになる。
そんな日が続くと、自分の優しささえ信じられなくなることがあります。
こうした状態は、ときに「マザーテレサコンプレックス」と呼ばれます。立派でありたい、人の役に立ちたい、いい人でいたい。その思いが強いほど、気づかないうちに自分を後回しにしてしまうのです。けれど、あなたが弱いからではありません。むしろ、真面目に人を大切にしてきた証です。
今日は、マザーテレサコンプレックスの心の仕組みを、お伝えします。
マザーテレサコンプレックスは「優しさの形」が偏ってしまう状態です
マザーテレサコンプレックスは、慈愛が深い人ほど陥りやすい傾向があります。
誰かの困りごとに気づく力があり、相手の痛みに共感できて、放っておけない。だから動けてしまう。ここまでは、とても美しい資質です。
ただ、その優しさが「自分の価値を証明する道具」になってしまうと、心が苦しくなります。たとえば、こんな感覚が増えていきます。
- 助けないと見捨てた気がする
- 断ると嫌われる気がする
- 必要とされている間だけ安心できる
このとき、優しさは温かいものではなく、義務や緊張に変わります。
そして自己犠牲が習慣になり、疲れているのに頼まれると引き受けてしまう。気づけば、自分の予定や体調、気持ちよりも、相手の都合が優先になっていくのです。
わたくしは長く人の心を見つめてきましたが、ここには共通点があります。
「優しい人ほど、自分の寂しさに鈍感になりやすい」ということです。優しさが強い人は、心の痛みを感じる前に先に動いてしまいます。だから、後から疲れが追いつくのです。
自己犠牲がやめられないとき、心の奥にある「怖さ」を見つけて手放しましょう
自己犠牲をやめたいのにやめられない。
その背景には、だいたい2つの怖さがあります。
ひとつは、嫌われる怖さです。
断ったら関係が壊れるのではないか、冷たい人だと思われるのではないか。そんな不安が、あなたを自分を押し殺してまで相手に尽くそうとする、そういった自己犠牲へ導いてしまいます。
もうひとつは、役に立てない自分になる怖さです。
頑張って、支えて、尽くしている自分でいるときだけ、ここにいていいと思える。そう感じてしまうことのです。人が愛される理由は「人の役に立つこと」だけではありません。あなたが存在していること自体に価値があります。マザーテレサコンプレックスの人は、そのことを頭ではわかっていても、心が追いつかず、一所懸命に人の役に立とう、自己犠牲となったとしても、尽くそう、とし続けてしまうのです。
ここでおススメの方法が、1つあります。
それは、「いい人をやめたい」という気持ちを、心を休めるためのサインとして受け止めることです。
【「いい人をやめたい」という気持ち】は、あなたの心が発している正常なサインです。無理をしているよ、休ませてよ、という小さな声です。その小さな声を受け止めて、そっと「いい人」であることを手放してあげるのです。
現実的な一歩として、次の3つを試してみてください
- 頼まれたら即答しない
- 今は確認してから返事します、と一度保留にする
- 相手の感情と自分の責任を分ける
- 相手が不機嫌でも、それは相手の課題だと心の中で区切る
- 体の感覚を先に聞く
- 引き受けた瞬間、胸が苦しいか、肩が重いか、体に問いかける
これはあなたの心身を守るための技術です。マザーテレサコンプレックスの人は、判断の基準がいつも相手側に寄りがちです。だから、体の感覚を基準に戻していくと、少しずつ整います。
いい人をやめたいときは「優しさの方向」を調整します
いい人をやめたいと感じるとき、誤解しないでほしいことがあります。
あなたは優しさを捨てる必要はありません。変えるのは、優しさの方向です。
マザーテレサコンプレックスの状態では、優しさが外側に流れっぱなしになります。自分以外の人、他人の役に立とうとし続けるからです。そこで、意識して優しさを内側=自分に戻します。
たとえば、下記のような形です。
- 助ける前に自分の余裕を確認する
- 余裕がない日は、助けない選択も愛だと認める
- 助けたあとは必ず回復の時間を取る
- 五分でもいいので、一人で静かに呼吸する
- 頼まれなくても自分を満たす
- 誰かのためではなく、自分のための小さな楽しみを予定に入れる
自己犠牲を続けた心は、最初は罪悪感を出してきます。
こんなことしていいのか。わたしだけ休んでいいのか。そう思うのは自然です。罪悪感は、あなたが悪いから湧くのではなく、慣れない行動に心が驚いているだけです。慣れれば静まります。
そしてもうひとつ大切なのは、境界線を言葉にすることです。
たとえば、短く、淡々と。
- 今日は難しいです
- 今週は余裕がありません
- ここまではできます
この言い方は、相手を否定しません。自分を守りながら、関係を壊しにくい伝え方です。いい人をやめたい人ほど、強い言い方を選んでしまうと後悔しやすいので、短く淡々が合っています。
マザーテレサコンプレックスから抜けていく方法は、あなたの優しさを削ることではありません。あなたの優しさを、あなた自身にも向け直すことです。
月結音からの結びのメッセージ
あなたが苦しくなるほど優しいのは、心が未熟だからではありません。
誰かの痛みに気づける力があるからです。けれど、その力を使い続けるには、あなた自身の器が満たされていなければ続きません。
自己犠牲を手放すことは、わがままになることではありません。
あなたがあなたを大切にすることで、優しさはもっと静かに、長く、深く続いていきます。
もし今、いい人をやめたいと心がつぶやいているなら、それは人生があなたに与えている合図です。
これからは、自分の心も同じくらい大切にしていい。そういう流れに入っているのです。
今日、ひとつだけで構いません。
即答をやめる。短く断ってみる。自分の休む時間を確保する。
その小さな選択が、あなたの運命の流れをやさしく整えます。
今のままのあなたで大丈夫です。
あなたの優しさは、あなたを削るためではなく、あなたを守りながら誰かを温めるためにあります。
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